2番花を咲かせ始めた、ロワ ド(ドゥ) ロンサール
「ピエール ド ロンサール の枝変わりで・・・濃いピンクの花を咲かせる」 というようなことが書かれたラベルがついていた。
昨年の初夏?に、瀕死(?)の状態で売られていたものを購入した。
雨に濡れ朽ちて、「もらって下さい」状態で、100円!
拙庭は、何しろ「庭」というより「通路」に近い狭さのため
濃いピンクや濃い黄色の花は、明るく華やかだけど、ただでさえ狭苦しい庭に圧迫感が出すぎたら困るので、出来るだけ避けなければいけない色味なのである(といいつつ、いつの間にかピンクの薔薇が増えてしまうのはなじぇ~?( ̄▽ ̄;)!!)。
濃いピンクの薔薇は、本来であれば、拙庭には禁忌の薔薇 ヽ(TдT)ノ
それでも、あの「ピエール ド ロンサール」の枝変わり・・・というところに魅かれるものがあり
ダメ元で育ててみようと、家に連れ帰ってしまったのだよΣ(゚д゚;)。
「ピエール ド ロンサール」
「ブラン ピエール ド ロンサール」
「ルージュ ピエール ド ロンサール」の
ピエール三姉妹(ピエール ド ロンサールが男性詩人ということからすると「兄弟」?)に
この「ロワ ド ロンサール」を加えて見たくなったのだ。
まるで捨てネコみたいに、処分苗コーナーの片隅におかれ、それでも「ミャーミャー!」・・・助けて~~って訴えているかのようなこの貧弱な苗を、見捨てておけないではないかっ(`Д´) ( ̄‥ ̄)=3
ピエール様が誇る強健性への信頼感も手伝って、このへっぽこロザリアンに闘志まがいの貧乏症の血(笑)が沸き上がった瞬間だった。
ただし、「ロワ ド ロンサール」については、上記三姉妹のように注目されて話題に上っている様子もない。
株に付けられていたラベルには、「濃いピンク」と書かれていたが
「絞り咲き」と書かれていた覚えはないし、ラベル写真にも濃いピンク色のバラが写っていたと記憶している。
濃いピンク色で人気のあるバラが多数ひしめき合っている中、
ピエール様の枝変わりといっても、似たような強健で美しい薔薇は既に世に溢れかえっているだろうし、
「ロンサール」の名を冠しているとはいえ、そのうち忘れ去られて行くありふれたバラなのかな~という寂しさも感じつつ。
正直、せっかく復活して元気に咲いている花にも、「濃いピンク色と書いてあったけど普通のピンク色?」と思ったくらいで、特別な感慨を持つほどもないまま、日陰のウラニワでひっそりと生きていてくれたようである(我が庭では、ピンクの強健な薔薇はウラニワで本領発揮というお決まり。ついでに、黄色は西側へ( ̄ー ̄)ニヤリッ)。
ところが昨日、ウラニワをパトロールしているときに
この2番花にふと目をやると、
このとおり、ピエール ド ロンサールと同じ花形で美しい絞りのピンクの花が、
美しい葉っぱと桃のような蕾を携えて見事に開花しているではないか.。゚+.(・∀・)゚+.゚
絞り咲きのバラは、嫌いではないのだが、
どうかすると、実際の見た目と微妙に違う色に撮れてしまうこともあり、霜降り牛肉(笑)のような色味になったりするので、なかなか面白いのだけど、撮影のタイミングがつかめない場合もあったりする。
【モダン タイムズ】の開きかけの蕾
ロワ ド ロンサールの絞りは、花びらに濃淡のピンクの粉末顔料を筆で暈したようなスジ状の斑が入り
そのグラデーションには気品すら漂わせ、
優しさと美しさを損なわない色味の変化は、まさに、ピエール様譲りと言ったところ。
ロワちゃんが絞り咲きであることに、どうして今まで気づかなかったのだろう
と、不思議に思うくらい、今朝のロワちゃんの美しいことと言ったら・・・!
白~ほんのりグリーン味を帯びた極薄いピンクの花びらの縁を濃いめのピンクが縁取って、花びらに何とも言えない色彩のニュアンスがあるのがピエール様の醍醐味で、これが、ピエール ド ロンサールの人気を不動のものとしている一因だろうと思う。
耐病性・強健性・多花性と花型の美しさ、花持ちの良さに加えて、
さらに絞りの入った花を咲かせるのが「ロワ ド ロンサール」であるとしたら
庭に1株・・・いや2株?育てたい、素晴らしい薔薇に思えてならないのだけれど・・w(゚o゚)w オオー!
「ロワ ド ロンサール」は、ピエールのお父さん(WikiPediaより)の名前のようです。
でも、この絞りの柔らかさをみると、父というよりはお母さんのイメージかな
この美しい絞り咲きの薔薇、ひょっとして、ロワ ド ロンサールのそのまた枝変わりだったりするのか
なんて、逆に期待したりして。・・・いやいや、まさかね~
未だ絞りの性質の安定しない種であるということかも?
それとも、なんかの病気ってことも・・・ないよね?
時々あるけどね。パンジーとかで、珍しい斑入りだな~と思ってたら、「この株、病気なんです」・・・なんてこと。
ネットで検索してみたけど、
「ロワ ド ロンサール」「ロワ ドゥ ロンサール」でヒットする情報自体が少ない気がする。
それでも、ここで叫びた~~い
ヴィバ!!・・じゃないね、フランス由来のバラに捧げる賛辞ということで
ぶらぼぉぉぉ~~!! ロワ ド ロンサール! (* ̄∇ ̄*)エヘヘ
======================
その後、ググってみたところ、
なんと、鹿児島の園芸店『花安』さんのウェブサイトで、ロワ・ド・ロンサールの画像を見ることができました。
そちらは、やはり濃いピンクの薔薇でしたが、わずかに絞りが入っている様子が伺えます。
画像をお借りしてよいかどうか聞いてみようかとも思いましたが
購入する意思がある訳でもないので、余計なお手間を取らせては申し訳ないと思い、断念しました~
商品説明文には
「■バラ ロワ・ド・ロンサール
新花です!鮮やかな紅色がすてきですね!!」とあるので、
かなり濃いローズピンクが基本形ということかも。
博多の園芸店で「博多シスターピエール」という名でも売られ、人気があったということがわかり
こことは別のサイトでは、「ロワードロンサール」という名前でも検索キーワードが掲載されているということもわかりました!
いずれにしても、画像では、どれも濃いピンク色で、絞りのないもの、絞りがわずかにはいったものがありました。
============================
更に、京成バラ園芸さんウェブサイトの2016年3月18日付ニュースによれば、
「京成バラ園芸株式会社(本社︓東京都墨⽥区、社⻑︓⾦⼦ 芳和)は、この度、新品種のバラ「ロゼ ピエール ドゥ ロンサール」を⽇本にて発表しました。 このバラは、世界で愛されている殿堂⼊りのバラ「ピエール ドゥ ロンサール®」の枝変わりで、世界有数のバラ育種会社 メイアン社(フランス)が発表したものです。
「ピエール ドゥ ロンサール」発表から今年30周年を迎え、このロゼ(ローズピンク)のバラが誕⽣したことで、「ロンサール」シリーズは「ルージュ ピエール ドゥ ロンサール®」(クリムゾンレッド)、「ブラン ピエール ドゥ ロンサール®」(クリームホワイト)、そしてロゼと、ワインのように⾊が揃いました。」 ・・・とあり、
============================
・・・・ここに「ロワ・ド・ロンサール」が入っていないということは、
ロワちゃんは、メイアン社⇒京成バラ園芸さん経由の薔薇ではなく、日本の園芸家が発見(して品種登録?または登録出願中?かどうかはわからないが、・・・ラベル捨てるんじゃなかったなぁぁ~)して、品種名だけでなくトレードネームも付けて販売されている薔薇ということなのかもしれないですね。
・・・・だから、「ロンサール」シリーズとして上記3姉妹と並び称されることにならなかったという、深~い訳?(笑)があったのかもですね~。
「博多シスターピエール」という名称からすると、博多発祥の薔薇でしょうか?
そうだとしたら、それはそれで、スバラシイことではありませんか!
バラ初心者のシュナと申します。
某バラ園で購入した「ピエール・ド・ロンサール」なのですが
タグのつけ間違えだと思うのですが、ピンクの花びらに白い班の花が咲きました。
(タグの写真は中がピンク外側が白のピエール様)
樹勢は強いし、花持ちはいいし、もちろん花はきれいだし、で
これは何という名前のバラなのだろうとずっと調べていました。
そして、このブログにたどりつきました。
「ロワ・ド・ロンサール」だったのですね。
あ~やっとすっきりしました。
ますますこのバラへの愛情がましました(^_-)-☆
ありがとうございました(^^)/